100日目の日に

 

こどもが産まれて100日が経った。

 

_DSC71940のコピー

 

最近はこういう写真が流行のようで、一応トレンドを踏まえて記念撮影。

 

この100日は来る日も来る日も布おむつを取り替え、洗い、干し、畳み、そしてまた洗い……の繰り返しだった。ということで、布おむつに最大限の敬意と感謝を表し100の00は布おむつで表現することに。

 

誰でも気軽に写真が撮れるようになって、SNSで簡単にシェアできるようになって、人と写真との関係も随分変わったように思う。

 

そしてこどもが産まれてぼくも変わったように思う。

 

今までは当たり前に自分が一番だった人生から、何を置いても子供が一番の人生になる。そして、ただ子供の幸せを願い、まだ一人では何もできない子供の為に出来ることを精一杯するようになる。このようにして人は愛を学ぶ。

 

子供が泣けば不安な気持ちになり、子供が笑えば幸せな気持ちになる。出来ることは何でもしてあげたいと思う。親の立場になって、ようやく親の気持ちを理解することができる。

 

そして、子供を育てているつもりが、自分が子供に育てられていることを知る。子育ては学校みたいだな。と思う。子供と一緒にいることで、じぶんが遠い昔に忘れてしまった大切なことを思い出すことができる。上手く言葉で表現できないけれど、言うなれば“無邪気さ”のようなものを。

 

 

こどもが産まれて100日が経った。

 

大人たちは、この子が生涯食いっぱぐれることのないように、お食い初めの儀を粛々と執り行うのでした。

 

猫のにゃお氏はそんな人間達の営みを、ただ静かに見つめているのだった。

 

_DSC7228

 

 

 

 


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